ラクピカ　スープカップ　Yellow撥水コート　手付きカップ　イエロー

水だけでピカピカになるスープカップ

まるでホーローのような見た目をした、シリコン製のうつわです。表面にまとった超はっ水性のコートを表面で液体をはじき、食べ物や油の沈着をブロック。

水につけておかないと取れないご飯粒やお餅でさえも、水で流して軽くこするだけピカピカに。毎日の洗い物の手間を省く、現代人に優しいお皿です。カレーやケチャップなどの、色の濃い食材による色素沈着も防ぎます。

洗ったあとの水切れもよく、乾きやすいというメリットも。洗剤や水道使用量も抑え、エコロジー＆エコノミー。軽くて丈夫なので、小さなお子様にもお取り扱いいただけます。電子レンジや食器洗浄器にも対応しています。

従来のはっ水加工は、コーティングが削れてしまうとはっ水性が失われてしまいますが、塗料メーカーと共同開発した「ラクピカ」のコーティングは、塗料が全て削れて下地が出てくるまで永遠にはっ水性を発揮します。

プライベートブランドとして製造を手掛けたホームセンター・カインズさんの『ハジク』は、「カインズ史上最強のお茶碗」としてメディアに取り上げられ、爆発的ヒットを記録しました。

軽くて割れにくいので、飲食店にもおすすめ。会津若松の某旅館や、新潟駅前の某有名カレー屋さんでも使用されているそうです。

「ラクピカ」をつくっている株式会社三義漆器店さんは、他商品で2012年にグッドデザイン賞を受賞。さらにはニューヨーク近代美術館（MoMA）で展示・貯蔵されるなど、デザイン力は折り紙つき。アウトドアのシーンも意識してカラーリングしたというこのシリーズは、食卓を華やかに彩ってくれそう。

三義漆器さんは1935年創業の老舗です。福島県・会津若松に430年前から伝わる漆器の技術と独自のアイデアを融合し、時代が求める新しいうつわの可能性を模索。また、伝統工芸師の育成にも社をあげて取り組み、“塗り”文化の継承に心血を注いでおられます。

そんな三義漆器さんの苦い思い出が、2011年の東日本大震災。「被災者の方々に暖かい気持ちで食事してほしい」と自社の漆器を無償で提供したところ、水で洗わないといけない漆器は受け取ってもらえなかったそうです。

その悔しい思いを糧に開発にこぎつけたのが、「ラクピカ」。水道、ガスなどのライフラインがストップしてしまう災害時にも、拭くだけで汚れを落とすことができます。使い捨ての紙皿ではなく、いつも使っていた食器を避難所でも使えることで、精神的な落ち着きを取り戻すことができます。割れにくい特性も被災生活では重宝します。

日常では、洗いやすくて割れにくい高機能なお皿として。災害時には、水を犠牲にすることなく“きちんとした食事”を再現できるツールとして。どちらの状況でも活躍する、フェーズフリーなうつわです。